2007May/11 腐女子祭：同人誌は高い

コレ何と、14000円。

上の画像は、ある人気同人作家の同人誌。
コピー機で印刷しホチキスで２箇所止めた、12ページ程の簡易な作り。
同人誌即売会開幕後、即完売してしまった限定本だ。
なんとこの同人誌、一時ネットオークションで14000円台を叩きだした。


◆同人誌とは
腐女子の必須アイテム、同人誌。

漫画やアニメ等の作品が好きなあまり、原作では飽き足らず、
日々の妄想を形に、つまり漫画や小説化した物が同人誌だ。
同人誌は基本、自給自足。
自分達で描いて、自分達で売り合う。
主に同人誌即売会(通称イベント)や通販で、作った同人誌を売買する。

同人誌の内容は、ホモからギャグまで様々。
ポケモン同人誌事件で問題になった様な18禁もあれば、原作を元にしたパロディーもある。
パロディー系なら一般の人も十分に楽しめるから、ここから腐女子の世界へ入る人も多い。
しかし、注意して欲しい。

一度足を踏み入れると『脱ヲタ』と言う言葉が物語るように、
抜け出すには相当のリハビリ(お洒落･流行･恋愛)が強いられるのだ。

◆同人誌と値段
同人誌の平均価格は一冊400円～800円程度。

一般的な同人誌のイメージは、普通のノートと言うと分り易いだろう。
B5サイズで30ページ前後、表紙はフルカラー。
今は、印刷所に頼み製本して貰うのが主流だが、
コピーした紙をホッチキスで止めるような簡素な同人誌も多い。
分厚い同人誌や装丁の凝った物だと1冊で2000円超えたりも。
市場が狭く生産が少数なの為、結構高い。

こんなのを平気で何十冊も買うから、お洒落にまわすお金はどうしても少なくなる。
だから腐女子って、普通の人と比べてしまうとやっぱり、なんかズレてるんです。

◆同人誌とヲタク心
人気が出た同人作家の同人誌にはプレミアがつく事がある。

例えば同人作家出身でプロになった漫画家。
有名所では｢峰倉かずや｣･｢CLAMP｣等がいる。
彼女達の同人作家時代に出した同人誌は、今やプレミア物で高値がついている。
入手困難な条件が揃い、何万もするプレミアム同人誌さえ存在する。

ヲタク心は不思議なもので、幾ら出しても欲しいのだ。

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